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負担重量[ふたんじゅうりょう]
負担重量(ふたんじゅうりょう)とは、競馬の競走において、競走馬が負担しなければならない重量のことである。日本においては、昔、斤(きん)という尺貫法の単位で重さを定めていたことから斤量(きんりょう)とも呼ばれる。また、カンカンともいう。現在日本ではキログラムが単位として用いられる。アメリカなどではヤード・ポンド法のポンドやストーンが単位に用いられる。 == 概要 == 平地競走および障害競走では、騎手自身の体重と騎手が身に着けている勝負服やプロテクター・鞍など所定の馬具をあわせた重量を指す。この際ヘルメットや鞭、番号ゼッケン、ゴーグルなどは含まない。なお一般に発表される負担重量は実際に計量した重量とは異なる場合があり、中央競馬の場合「保護ベストの標準的な重量に相当する分として0.5キログラムを減じた重量」となっている〔日本中央競馬会競馬施行規程・第99条〕。 ばんえい競走では負担重量に相当するものとして、「ばんえい重量」(馬が曳くソリの重量)ならびに騎手重量が設定される〔ばんえい競走では、ばんえい重量は競走別に設定されるのに対し、騎手重量は競走にはよらず定められる。ばんえい競走#重量を参照。〕。 負担重量(ばんえい競走の場合は騎手重量)に満たない場合は、鉛などの重りを体に装着するか鞍に入れて調整する。逆に負担重量を所定以上超過した場合(中央競馬の場合は2キログラム以上〔日本中央競馬会競馬施行規程・第100条〕)は騎乗できず、強制的に乗り替わりとなる。なお中央競馬では、負担重量の超過が所定範囲以内の場合は裁決委員の許可を得ることでそのまま騎乗が可能だが、これを複数回繰り返すと騎乗停止となる場合がある(詳しくは騎乗停止#体重調整を参照)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「負担重量」の詳細全文を読む
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