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生駒鋼索線(いこまこうさくせん)は、奈良県生駒市の鳥居前駅から宝山寺駅を経て生駒山上駅までを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鋼索鉄道(ケーブルカー)線。生駒ケーブルとも呼ばれる。 == 概要 == 鳥居前駅 - 宝山寺駅間の宝山寺線(ほうざんじせん)、宝山寺駅 - 生駒山上駅間の山上線(さんじょうせん)の2区間からなる。宝山寺線は日本最初の営業用ケーブルカーで、生駒聖天と呼ばれている宝山寺への足であり、山上線は生駒山上にある遊園地「生駒山上遊園地」への足となっている。 宝山寺線は、2つのケーブルカーが並ぶ複線だが、運用上はそれぞれが分離された単線並列形態で、それぞれ宝山寺1号線・宝山寺2号線と呼ばれている。山上線は1つのケーブルカーからなる単線で2つの途中駅がある。通常は宝山寺1号線と山上線だけが運行され、正月などの多客期には宝山寺2号線も同時に運行されるほか、宝山寺1号線の点検時も宝山寺2号線が代わって運行される。通常、宝山寺1号線の点検は毎週木曜日に実施される。 宝山寺線は沿線がマンションも建つなど住宅地化されているため、ケーブルカーとしては珍しく立派な通勤通学路線として機能している。住宅地を通過するために踏切も3箇所存在し、そのうち1箇所(鳥居前3号踏切)は自動車が通過可能である。また、山上線にも歩行者専用の踏切が2箇所存在する。 なお、運賃は鋼索線特有の特殊運賃が適用されている。生活路線でもあるにもかかわらず、乗車券の磁気化は行われておらず、自動改札機も無い。以前は自動券売機でパールカードが使えたが現在は使えない。スルッとKANSAI・Jスルーカードも利用することができず、以前発売されていた近鉄他線各駅からの連絡乗車券も2000年3月18日以降は発売されておらず、生駒駅までの乗車券を購入の上、鳥居前駅で新たに買い直すことになっている。なお、スルッとKANSAIの3Day・2Dayチケットは提示で利用が可能である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近鉄生駒鋼索線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kintetsu Ikoma Cable Line 」があります。 スポンサード リンク
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