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宝永三ツ宝丁銀[ほうえいみつほうちょうぎん] 宝永三ツ宝丁銀(ほうえいみつほうちょうぎん/ほうえいみつたからちょうぎん)とは宝永7年4月2日(1710年)から鋳造開始された丁銀の一種で秤量銀貨であり、単に三ツ宝丁銀(みつほうちょうぎん)とも呼ばれる。 また宝永三ツ宝丁銀および宝永三ツ宝豆板銀を総称して三ツ宝銀(みつほうぎん)と呼ぶ。 表面には「大黒像」および「寳」の文字および両端に二箇所の「宝」字極印およびその内側に一箇所のやや小型の「宝」字極印が打たれ「常是」の極印は無い。また、「大黒像」極印を12箇所打った祝儀用の十二面大黒丁銀が存在する〔瀧澤武雄,西脇康 『日本史小百科「貨幣」』 東京堂出版、1999年〕。 == 略史 == 勘定奉行の荻原重秀の計らいにより永字銀の発行から1ヶ月も経たないうちにさらに銀品位を下げる吹替えが将軍の決裁を得ることなく行われた〔滝沢武雄 『日本の貨幣の歴史』 吉川弘文館、1996年〕。三ツ宝銀の鋳造量は少ないわけではないが、1年余りでさらに四ツ宝銀への吹替えが行われているため、古銀を交換回収し三ツ宝銀を普及させる間もなく流通も少なかったものと見られ〔『新訂 貨幣手帳・日本コインの歴史と収集ガイド』 ボナンザ、1982年〕、現存数も永字銀についで少ない。 享保7年末(1723年)に、元禄銀、二ツ宝銀、永字銀、および四ツ宝銀と共に通用停止となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宝永三ツ宝丁銀」の詳細全文を読む
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