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実秋本源氏物語系図[さねあきほんげんじものがたりけいず]
実秋本源氏物語系図(さねあきほんげんじものがたりけいず)とは、古系図に分類される源氏物語系図の一つ。一条実秋(清水谷実秋)の筆とされているためにこの名称で呼ばれている。 == 概要 == ほぼ同じ内容のものが3本現存しており、現在はいずれも専修寺秋香台文庫の所蔵である。清水谷家の事実上の初代とされている室町時代の公卿一条実秋(清水谷実秋)の筆として伝えられて来たのであるが、誰による鑑定なのかは不明である。池田亀鑑は「清水谷実秋の真筆であるかどうかは不明であるものの、手蹟は清水谷流である」として「伝清水谷実秋筆本古系図」として紹介した。その後常磐井和子は本古系図が実際に書写されたと見られる時期は清水谷実秋が活動していた時期よりもより新しいと考えられるため、「清水谷実秋筆」との鑑定は正しくないとした上で、すでに「実秋本」の名称で広く知られるようになっていたために自身が見いだした同内容の2本の古系図も含めて「実秋本」と命名した。 この実秋本は、ほぼ同じ形態と内容を持った古系図が専修寺秋香台文庫に3本伝来しており、当初池田亀鑑によって1本が紹介され、その後常磐井和子によって池田が見いだしたものとほぼ同じ古系図2本が紹介された。常磐井は池田が紹介したものをA本、自身が初めて紹介したものをB本及びC本と命名し、以後この命名が定着している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「実秋本源氏物語系図」の詳細全文を読む
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