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実録[じつろく]
実録(じつろく)は、中国の史官が、皇帝一代の事績を記録した書物を指す用語である。 == 概要 == その起こりは南北朝時代以前であるとされ、梁の武帝の事績を記した『梁皇帝実録』などの記録が見える。しかし、その編纂の制度が整備されたのは、唐代になってからであり、皇帝が崩御した後に、起居注を中心とした文書や記録を集めて編纂することとなった。さらに、実録を元にして各王朝の史書、つまり正史が作られることとなる。 現存する実録としては、唐の『順宗実録』(編纂者韓愈の『韓昌黎集』外集に収録)と北宋の『太宗実録』(元80巻、現存20巻)が見られるほか、『明実録』(13部、3045巻)と『清実録』(12部、4403巻)を見ることが出来る。明・清の実録は、ともに影印出版されているため、便利である(『大明実録』、1942年・『大清歴朝実録』、1937年)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「実録」の詳細全文を読む
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