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宣伝中隊[せんでんちゅうたい]
宣伝中隊(Propagandakompanie, PK)または宣伝部隊(Propagandatruppe)とは、ナチス・ドイツ時代のドイツ国防軍及び武装親衛隊に設置されていた部隊。ドイツの軍民及び敵対国に対するプロパガンダを任務とした。 ==宣伝中隊の歴史==
1938年初頭、国防軍最高司令部(OKW)総長ヴィルヘルム・カイテル将軍と宣伝相ヨゼフ・ゲッベルスは「戦時宣伝の実施に関する合意書」(Abkommen über die Durchführung der Propaganda im Kriege)なる文書に署名した。この文書の中では、OKW所属の宣伝部隊が定期的に戦時宣伝の材料を宣伝省(RMVP)に供給する事が取り決められていたが、同時に戦時宣伝そのものは総統から権限を与えられている宣伝省がもっぱら担うこととされていた〔Daniel Uziel: ''The Propaganda Warriors. The Wehrmacht and the Consolidation of the German Home Front''. Peter Lang, Oxford u.a. 2008, S. 87f.〕。この合意に基づき、5個の宣伝中隊が設置されたのである。これらの部隊は当初の元に置かれていたが、1942年10月14日には独立した兵科となり、ライトグレーの兵科色が与えられた。彼らは国防軍最高司令部内に設置された国防軍宣伝局(Amtsgruppe für Wehrmachtspropaganda, WPr)によって管轄され、宣伝局長は大佐だった。
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