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宣撫官[せんぶかん]
宣撫官(せんぶかん)とは「宣撫」、つまり占領地において、占領軍の目的や方針などを知らせて、人心を安定させることを任務とする軍属。宣撫工作とはそのための諸々の活動。行軍する部隊や担当地域ごとに配置される宣撫班が基本単位である。 == 概要 == 日本は第二次世界大戦前から占領地政策のため、満州や中国において活動する宣撫班を組織した。その役割は日本の目的や方針を示し、そのことにより占領地における人心を安定させ、治安の維持に寄与することであり、多岐にわたる作業が行われ、「武器なき戦士」とたたえられた。〔『放送ニュース解説 第二巻』昭和13年(1938年)4月20日放送分「武器なき戦士宣撫班の活動」〕〔『平和の戦士宣撫班』(財団法人社会教育協会、1939年発行)〕なお宣撫工作自体は宣撫班が結成させる前にも各部隊で実情に応じて行われていた。 宣撫班による宣撫工作は、移動する部隊に同行して行われる従軍宣撫と地域に弁公処(べんこうしょ)という拠点を用意して行われる定着宣撫とではその性質が異なった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宣撫官」の詳細全文を読む
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