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室傍核[しつぼうかく]
室傍核(しつぼうかく、Paraventricular hypothalamic nucleus)とは、間脳の視床下部を構成する神経核の1つである。 == 概要 == 室傍核には神経分泌ニューロンが含まれている。この核の外側の大細胞性領域には、神経ホルモンであるバゾプレシンあるいはオキシトシンを含む神経分泌ニューロンの細胞体がある。そこからニューロンは軸索を伸ばし、軸索末端は脳下垂体後葉に投射して、毛細血管にそれぞれのホルモンを分泌している。一方、室傍核内側の小細胞性領域には副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRHと呼ばれる副腎皮質刺激ホルモンの分泌促進因子)という神経ホルモンを分泌する神経分泌ニューロンの細胞体があり、この軸索末端は正中隆起に投射し毛細血管に神経分泌されている。血管に分泌されたCRHは下垂体門脈を通って脳下垂体前葉に作用して副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を分泌させる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「室傍核」の詳細全文を読む
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