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宮光園(みやこうえん)とは、山梨県甲州市勝沼町下岩崎にあるブドウ園。近代化産業遺産(経済産業省認定)。勝沼・日本のワイン〔ワイン(''wine'')は日本では「葡萄酒」と呼ばれた時代が長かったが、本項ではワインに統一する。ただし「葡萄」という用語に意味がある場合は除く。〕産業を確立した宮崎光太郎(1863年 - 1947年)の自宅であり、葡萄を栽培するブドウ園、ワインを醸造するワイナリーの諸施設を含む。「宮崎光太郎のブドウ園」なので宮光園と呼ばれる。 現在は修復工事中だが、2011年3月26日からは主屋が公開されている。主屋2階の展示室では、勝沼のワイン産業や宮光園の歴史、宮崎光太郎の事跡などを知ることができる。ボランティアガイドがいるときは、依頼すれば説明をしてくれる。 所在する甲州市勝沼町は甲府盆地東部に位置する。一帯は農村、養蚕地帯であったが、江戸時代後期には一部の地域で商品作物としての甲州葡萄の栽培が行われていた。近代・昭和戦後期には中央線が開通し、葡萄栽培、ワイン醸造業が本格化し、観光においても活用されている。 ==建物== 南門(正門)を入ると、主屋がある。2012年7月時点では、公開されているのは正門から主屋までと庭だけである。現存する建物・遺構として、 * 主屋 * 南門(正門) * 写真館跡(正門の横に枠だけが残る) * 白蔵(正門から主屋を見て右側の蔵) * 道具蔵・文書蔵(主屋の奥) * ブランデー蒸留用の煙突 * ワイン貯蔵庫 * 第一醸造所跡(現存せず痕跡だけ) がある。 道を隔てて、メルシャンのワインギャラリー、ワイン資料館、見本ブドウ園があるが、これらも宮光園の一部だった(ワイン資料館は、明治37年に宮崎第二醸造所として建設された)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宮光園」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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