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貝塚線(かいづかせん)は、福岡県福岡市東区の貝塚駅から福岡県糟屋郡新宮町の西鉄新宮駅までを結ぶ西日本鉄道(西鉄)の鉄道路線である。2007年4月1日に西鉄新宮駅から津屋崎駅までの区間が廃止され、同時に宮地岳線(みやじだけせん)から改称された。 == 概要 == 福岡市東郊に延びる鉄道路線で、ほぼ全区間で九州旅客鉄道(JR九州)の鹿児島本線と並行し、貝塚駅から西鉄香椎駅まで並走する。貝塚駅で福岡市地下鉄箱崎線と、和白駅で(元は同じ会社の路線だった)香椎線と接続している。 軌間に1435mmの標準軌を採用する他の西鉄の路線とは異なり、貝塚線では1067mmの狭軌が採用されている。これは、貝塚線が元々博多湾鉄道汽船によって開通した路線だったことによる。当初は新博多(現在の西鉄バス千鳥橋バス停付近)から貝塚・和白を経て津屋崎までの路線だった。福岡市街区間については市内線ネットワークに組み込むことでサービス改善を図るべく、新博多 - 貝塚間を改軌して福岡市内線に編入した経緯があるが、同区間は1979年の市内線全廃時に一緒に廃止された。以来、他の西鉄の鉄軌道線と連絡する駅がない孤立路線となっている。 沿線は全線に亘って閑静な住宅街が広がる。全線が博多湾・玄界灘の海岸沿いを通るが、海が見えるのは多々良川の河口と和白駅付近くらいである。 ICカード「nimoca」が2010年3月13日から利用可能になり、同時に貝塚駅で接続する福岡市地下鉄が発行するICカード「はやかけん」やJR九州の「SUGOCA」などと相互利用できるようになった。ICカードは貝塚・西鉄千早・西鉄香椎の3駅は自動改札機、それ以外の駅はnimoca用簡易改札機の設置で対応している。沿線では、並走する西鉄バスの路線のほうが一足早くnimocaに対応した。なお、「よかネットカード」はサービス開始から終了まで、当線には導入されることはなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西鉄貝塚線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nishitetsu Kaizuka Line 」があります。 スポンサード リンク
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