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宮城県道仙台泉線 : ウィキペディア日本語版
宮城県道22号仙台泉線[みやぎけんどう22ごう せんだいいずみせん]

宮城県道22号仙台泉線(みやぎけんどう22ごう せんだいいずみせん)は、宮城県仙台市青葉区本町から、仙台市泉区将監に至る主要地方道都市計画道路3.3.28元寺小路七北田線を通す。かつて国道4号に指定されていたため、市民から「旧4号」「旧4」とも呼ばれている。
仙台市都心部から北仙台を経由して泉中央副都心に至る、仙台市の幹線道路である〔道路部事業概要 (仙台市)〕。
== 概要 ==

* 本線()
 * 起点:宮城県仙台市青葉区本町(勾当台公園前交差点
  * 勾当台通定禅寺通りとの交差点。国道45号国道48号国道286号と接続。
 * 終点:宮城県仙台市泉区(将監交差点)
  * 将監トンネルと仙台バイパスとの交差点。国道4号と接続。
 * 距離:8,743.5m
仙台市内で完結する道路であるのに主要地方道に指定されているのは、仙台市と、かつて宮城県第二の人口を擁した泉市(現・泉区)とを結ぶ重要な道路であったからである。路線の南部では仙台市都心部北仙台地区とを結び、愛宕上杉通りとの接続部である昭和町交差点以北では、泉中央副都心との間の唯一の主要幹線となる。「仙台市総合道路整備計画」における骨格幹線道路網「3環状12放射状線」の1つ〔。
勾当台通定禅寺通りとの交差点を起点として北進し、通町2丁目交差点()の十字路で東に折れる。北仙台地区を横切り、昭和町交差点()の丁字路で北に折れる。すぐにJR仙山線の高架をくぐり、梅田川梅田橋()で渡河して、台原段丘(七北田丘陵の南部)の段丘崖を切り通しで上がり、台原2丁目交差点の手前で標高約60mで最高部となる()。これより北では下りに転じ、旧奥州街道と合流してからは、七北田川の支流である仙台川のさらに支流がつくったV字谷、あるいは、細長い谷底平野を走る。仙台市地下鉄南北線八乙女駅近くからは七北田川本流がつくった河岸段丘を横切って泉中央副都心へと至る()。泉中央副都心からは富谷丘陵から出る樹枝状丘陵(住宅地の将監がある)を半地下の将監トンネルで通過して国道4号仙台バイパスに至って終わる。ただし、将監トンネル連絡橋(将監ランプ、)も当道の一部であるため、上りの延長は下りより長い。
都心部と泉中央副都心とを結ぶ唯一の幹線道路であるため渋滞が問題となっている。特に平日のラッシュアワーでは朝が青葉区北根付近から都心部にかけて、夕方が青葉区昭和町交差点手前から台原にかけて車の列ができる。土日祝日には泉中央駅周辺が混雑し、ユアテックスタジアム仙台ベガルタ仙台の試合が行われる日には混雑に拍車が掛かる。当道の西側を走る宮城県道264号大衡仙台線の整備が2012年(平成24年)3月に完了しており、慢性的な渋滞に悩まされている地元自治体や住民からは、泉区や大和町方面への迂回路としての機能が期待されている〔(国土交通省東北地方整備局)〕が、開通直後に早くも朝夕の渋滞が報じられるなど、根本的な解決には至っていない〔北山トンネル、通勤時間帯に激しい混雑 開通後初の平日 (河北新報 2012年3月26日)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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