翻訳と辞書
Words near each other
・ 宮武将吾
・ 宮武庸介
・ 宮武東洋
・ 宮武祭
・ 宮武美桜
・ 宮殿
・ 宮殿 (厨子)
・ 宮殿広場
・ 宮殿広場 (ヴィースバーデン)
・ 宮比神
宮比羅
・ 宮比羅大将
・ 宮毘羅
・ 宮氏信
・ 宮水
・ 宮永スエキク
・ 宮永スパイ事件
・ 宮永咲
・ 宮永好道
・ 宮永孝


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

宮比羅 : ウィキペディア日本語版
宮比羅[くびら]
宮比羅(くびら)は、水運の神で、天竺霊鷲山の鬼神で、薬師如来十二神将の筆頭である。宮毘羅金毘羅金比羅禁毘羅とも書く。梵語ではクンビーラ 。十二神将としては宮比羅大将金毘羅童子ともいう。
== 由来 ==
ヒンドゥー教ガンジス川の神クンビーラ(マカラ)が仏教に取り入れられ宮比羅大将となった。薬師瑠璃光如来本願功徳経では、「爾時衆中有十二薬叉大将俱在会坐。所謂宮比羅大将...」と薬師如来十二神将の筆頭に挙げられ、「此十二薬叉大将。一一各有七千薬叉以為眷属。」「若有流布此経或復受持薬師琉璃光如来名号恭敬供養者。我等眷属衛護是人。皆使解脱一切苦難。諸有願求悉令満足。」と説かれる。
金光明経鬼神品第十三では、「聴是経者 摩尼跋陀 大鬼神王 富那跋陀 及金毘羅 阿羅婆帝 賓頭盧伽 黄頭大神 一一諸神 各有五百 眷属鬼神」と金毘羅の名で記される。
大宝積経菩薩蔵会第十二之二金毘羅天受記品第二では、「爾時世尊。於彼中道不移其処 令諸長者建立聖果 以如来威勢入王舍城 四衆囲繞容儀庠序 時有護王舍城諸天薬叉大善神王 名金毘羅 作如是念 今者如来形相殊異 於世間中最勝難遇 堪受人天之所供養 我等今当応以種種上妙供具奉獻如来 作是念已 便以最勝飲食具足香味成就妙色 奉上於仏 爾時世尊 愍其所獻故為納受 時金毘羅王所領大薬叉衆六万八千在虚空中咸生随喜 以清遠音唱言 善哉善哉 時金毘羅即以此義告其衆曰 我已奉仏上妙供具 汝等亦応以諸供養施苾芻僧 当令汝等於長夜中利益安楽 諸薬叉衆受王教已 即以上供施苾芻僧 時諸僧衆哀受其供...」と詳細に説かれる。
宮比羅大将は弥勒菩薩本地仏とする。
クンビーラ(マカラ)は同じくヒンドゥー教の神で毘沙門天の前身であるクベーラと名前が似るためよく混同されるが両者は全くの別の神格である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「宮比羅」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.