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家人[けにん]
家人(けにん)とは、日本の歴史上、身分のある者の家臣・従者等を指す用語。古代と中世では意味合いが異なっている。 == 古代の家人 == 律令における賤民の一つ。律令法の身分制度により、人民は良・賤(せん)に二大別されたが、賤民の身分は更に、陵戸、官戸、家人(けにん)、公奴婢(ぬひ)、私奴婢の5階層(五色の賤)に区別されていた。 このうち家人は、貴族・豪族などに私有され、その財産として扱われた。奴婢と異なり売買対象にはならなかった〔ほか、戸を構える(家族を持つ)ことも出来た〔〔が、姓は無かった。口分田は良民の3分の1を班給されたが、私業を営むことも許され課税されなかった。 その実態は、史料がほとんど残っていないためよく分かっていないが、律令制の崩壊と共に実態が良民と変わらなくなり、寛平から延喜の頃と考えられている「奴婢の廃止」より後の史料にわずかに用例が残っているものの、間もなく消滅したと考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「家人」の詳細全文を読む
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