翻訳と辞書
Words near each other
・ 家兎(かと)単位
・ 家入レオ
・ 家入一夫
・ 家入一真
・ 家入信夫
・ 家入葉子
・ 家具
・ 家具のアイソウ
・ 家具の大正堂
・ 家具の宝島
家具の音楽
・ 家具を揃える
・ 家具デザイナー
・ 家具リース金融
・ 家具屋
・ 家具板
・ 家具等
・ 家具製作技能士
・ 家具調
・ 家具調ステレオ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

家具の音楽 : ウィキペディア日本語版
家具の音楽[かぐのおんがく]

家具の音楽』(かぐのおんがく、)は、フランス作曲家であるエリック・サティ1920年に作曲した室内楽曲。家具のように、そこにあっても日常生活を妨げない音楽、意識的に聴かれることのない音楽、といったものを目指して書かれた曲である。またこの曲に限らず、サティが提唱した「生活の中に溶け込む音楽」という思想そのものを「家具の音楽」と呼ぶこともある。
またそのコンセプトからアンビエント音楽やバックグラウンドミュージックの祖とされる曲でもあり、ウィリアム・アッカーマンなど多くのアーティストに影響を与えた。
== エピソード ==
サティはこの「家具の音楽」を、ダリウス・ミヨーらの協力を得てバルバザンジュ・ギャラリーでのコンサートで実験的に演奏した。コンサートのプログラムには「休憩時に演奏される音楽をどうぞ聴いてくれませんように……くれぐれも」といった内容の注意書きが添えられていた。しかし休憩時に、劇場のさまざまな場所にスタンバイしていた演奏者により演奏が始まると、聴衆はこの曲に興味を示し、自分の席に戻って静かに聴き入ろうとした。そこでサティが「おしゃべりを続けて!」と呼びかけたものの、聴衆は会話をやめて曲に耳を傾けた。
「意識的に聴かれない音楽」というサティのねらいは失敗したことになったが、のちにこの思想がBGMなどを生むことになったと見る向きもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「家具の音楽」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.