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密航 : ウィキペディア日本語版
密航[みっこう]
密航(みっこう)とは、正規の出入国手続きを経ずに他国に渡航をすること。すなわち、航空機貨物船に紛れ込み、あるいは渡航先の上陸資格を持たない船に乗船するなどして渡航することを指す。密航を行う者を密航者(みっこうしゃ)という。
== 概要 ==
古くは貧しい移民希望者が、20世紀に入ると政治的迫害を受けた亡命者や経済的困窮から母国を脱出する手段として用いることが多くなった。こういった者の中には国外での就労を希望しての場合もある。また、政治的迫害を受けていたり、戦争内戦紛争などや兵役から逃れるために密航する者もいる。
20世紀後半になると、各国の入国管理身分証明制度が強化され、空港港湾の警備体制が近代化されるとともに、輸送も輸送される物資の量的な増大に伴い隠れる手段が少ないコンテナ船へと変化している。このため船舶では船員など関係者と内通していない限り密航は不可能となっている。このため、船を密航者で占拠して密航を行うボートピープルパスポート偽造などによる偽装出国が増加している。ただし、アメリカ日本韓国のように入国審査指紋採取を実施している国家ではパスポート偽造という手法での密入国は困難になっている。
その一方で、航空機など船舶以外の交通機関や場合によっては国境を横断する鉄道列車や貨物自動車に隠れて便乗して来るケースも見られる。しかし、身分証明が社会補償サービスにも就労にも居住にも、また医療保険などのような生活支援サービスの前提となるなど、「正式に入国しないと就労以前に居住・生活することもままならない」状態にある先進国社会では、経済難民による密航は割に合わないものともなっている。一方で、戦争、紛争や兵役などから逃れることが目的ならば、密航のメリットは大きいといえる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「密航」の詳細全文を読む



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