|
密陽女子中学生集団性暴行事件(ミリャンじょしちゅうがくせいしゅうだんせいぼうこうじけん)とは大韓民国慶尚南道密陽市で起きた女子中学生に対する集団強姦事件。被害者らは4人から10人に輪姦され続けるだけでなく、金品をも巻き上げられ続け、個人情報をネットに流された。加害者は一人も刑事罰を受けることがなく、韓国社会における女性の人権意識の程度を象徴するとされる事件〔高校生41人、女子中学生数名に1年間性的暴行 〕〔女子中学生集団暴行事件から一月… 被害者は今 〕〔http://web.archive.org/web/20071009044810/www.chosunonline.com/article/20070618000045 〕。 2004年12月7日に拘束された高校生41人による女子中学生に対する集団性暴行について記す。性暴行とは、いわゆる強姦のことである。 == 事件の経緯 == 2004年1月に、蔚山広域市中区在住の女子中学生(中学2年生、14歳)が女友達に連絡を取ろうとして携帯電話で密陽市の男子高校生に間違い電話をかけた。電話を切ろうとしたが、言葉巧みな甘い誘惑に、好奇心から会うことになった〔。 数日後に、1つ年下の妹と2つ年上のいとことの3人で密陽市に行き、男子高校生と会う。男子高校生は密陽市内の3校から構成する不良集団「密陽連合」のリーダーに女子生徒3人を紹介した。リーダーと不良集団約10人は、女子生徒3人を脅迫して殴るなどして、旅人宿(ヨインスク、簡易宿泊施設)に連れ込み集団性暴行を行った。 女生徒3人の弱みを握った男子高校生らは、1カ月に数回女子生徒に電話をかけ、強姦された事実(写真、実名、住所など)をインターネット上に暴露する〔インターネット上で一度火が付けば、簡単に個人情報が流出し、社会から完全に抹殺されてもなお誹謗中傷を浴びせ続けられる。〕〔と脅迫して呼び付け、モーテル、旅人宿、高校運動部のバス内、公園などで無理矢理性具を使って集団で強姦し、金品を強奪していた〔。 女子中学生は、無理矢理に性具を使用されたため、体に異常が生じて産婦人科で治療を受けており、8月には精神的な苦痛に耐えかね睡眠薬で服毒自殺を試み、昏睡状態まで陥っていた〔。こうした娘を見て耐えかねた母親が警察へ通報した。 2004年12月7日、蔚山南部警察署は密陽連合所属の男子高校生41人の身柄を拘束し、主要容疑者17人に対して逮捕状を請求、他の容疑者ら24人を書類送した。蔚山地方裁判所は12月11日時点で特殊強姦等の容疑で計12人に対し逮捕状を発出している〔【女子中生集団暴行】高校生9人を新たに逮捕 〕。 警察は男子高校生集団が昌原市で女子中学生2人を同様な手口で呼び出して約20人で集団性暴行を加えた疑い、各方面から「ほかにも被害者がいるはず」という加害者70人余も居るとされる捜査を進めていたが、5月17日に、疑惑について集中し捜査したものの、被疑者高校生41人と被害者3人以外を確認するには至らないことを公表した〔「女子中生暴行事件」 新たな加害者・被害者確認できず 〕。また、警察は被害者の女子生徒らが被疑者の家族などから強姦事件に対して脅迫を受けていたという証言を受け、追加捜査を行うこととした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「密陽女子中学生集団性暴行事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|