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フジロックフェスティバル (FUJI ROCK FESTIVAL) は、日本のロック・フェスティバルである。 1997年、山梨県富士天神山スキー場で初開催された。1999年より、毎年7月下旬または8月上旬、新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催されている。主催はスマッシュ。フジロックという略称および愛称で一般に広く知られている。 日本のロック・フェスティバルの先駆けであり、広大な会場に国内外200組以上のミュージシャンが揃う日本最大規模の野外音楽イベントである。 なお、このフェスティバル名の由来でもある富士山近辺(山梨県天神山スキー場)で開催されたのは、1997年の第1回のみである(翌1998年第2回は東京都豊洲地区・東京ベイサイドスクエアで開催)。しかし現在に至るまでこの名残で、名称は「フジロックフェスティバル」、ロゴマークも「富士山」をあしらったものが、変わることなくそのまま使われている。 == 概要 == 「ロック」フェスと銘打っているが、実際はロックのみならず、ポピュラー音楽全般、和太鼓、ジャズ、民族音楽等々、広く網羅しあらゆる音楽を包括したフェスティバルである。ちなみに大小複数のステージにて演奏が同時進行で行われるため、同じ年の開催においてすべての出演者を見ることはできない。 会場は周囲を山林に囲まれた大自然の中にあるため、単にライブを観賞するだけではなく、森林浴やキャンプといったアウトドアを満喫する行楽イベントという意味も含めた「フェスそのものを楽しむ」ために来場する客も多い。それが会場の和やかで落ち着いた雰囲気を形作り、その居心地の良さに惹かれた多くのリピーター(いわゆるフジロッカー)を獲得しているといわれる。ゆえにロックフェスでありながら40代から50代の中年層客も多く、逆に10代から20代前半の若者は他のフェスに比べると若干少ないのが特徴でもある。これはチケット代に加え、会場までの移動費や宿泊費を考えた場合に10代から20代には決して安い額ではないというのも理由として考えられる。出演するアーティストもそれらに合わせ、他の国内ロックフェスティバルに比べるとよりコアでジャンルレスな音楽ファン向けが多い傾向が見られる。 また、フジロックは世界一クリーンなフェスを標榜しており、ゴミの分別やポイ捨て防止などの取り組みがよく行き届いていると評判である。このコンセプトに賛同するミュージシャンは多く、治安の良さや客の節度ある態度など総合的な運営の安定感から世界のフジロックと海外から高い評価を得ている。一方で、アリーナを除いて分煙を行っていないため、ステージ後方では観賞中であるにもかかわらず非喫煙者が喫煙者の煙に晒されなければならないという問題点が現在も解決されていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フジロックフェスティバル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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