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富士山本宮淺間大社 : ウィキペディア日本語版
富士山本宮浅間大社[ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ]

富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)は、静岡県富士宮市にある神社式内社名神大社)、駿河国一宮旧社格官幣大社で、現在は神社本庁別表神社社家富士氏
全国に約1,300社ある浅間神社の総本社である。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されている。
== 概要 ==
富士山神体山として祀る神社であり、境内は以下の2宮からなる〔境内地処分上における特殊問題〔富士山頂境内地〕(財務省HP) 〕。
* 本宮 - 富士山南麓(富士宮市街地)
* 奥宮 - 富士山頂上
浅間大社は全国の浅間神社の総本社であり、富士信仰の中心地として知られる。境内は広大で、本宮社地で約17,000m2になるほか、富士山の8合目以上の約385万m2も社地として所有している〔「富士山頂、静岡の神社に国が譲渡判決後30年、所有権が決着県境問題は未解決」(山梨日日新聞 2004年12月18日)〕。本宮の本殿は徳川家康による造営で、「浅間造」という独特の神社建築様式であり、国の重要文化財に指定されている。また、本宮境内には富士山の湧水が湧き出す「湧玉池」があり、国の特別天然記念物に指定されている。
祭神を木花之佐久夜毘売命とし、祭神にまつわるを神木として境内には約500本もの桜樹が奉納されている。また、古来より富士氏大宮司を務め、「日本三大宮司」の1つに数えられた〔『臥雲日件録』の寛正6年6月18日の条に「日本所謂三大宮司」とあり、他に厳島神主家・熱田大宮司家(千秋氏)が数えられた。〕。古くより朝廷・武家からの崇敬が深かったほか、社地は大宮・村山口登山道の起点に位置することもあり、古くから登山を行う修験者からの崇敬も受けていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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