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富士山頂サブミリ波望遠鏡 : ウィキペディア日本語版 | 富士山頂サブミリ波望遠鏡[ふじさんちょうさぶみりはぼうえんきょう] 富士山頂サブミリ波望遠鏡(ふじさんちょうサブミリはぼうえんきょう)とは、東京大学が採択を受けた21世紀COEプログラム「初期宇宙の探求」(現:東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター)、東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター、国立天文台、国立分子化学研究所によって開発・設置・運用が行われていた、サブミリ波帯域での宇宙電波を観測する電波望遠鏡のこと。 == 概説 == 富士山頂(標高3776m)にでは大気圧が地表の約1/2に低下し、大気が薄くなる分だけ、宇宙電波の観測にも適している。そのため、国立天文台、国立分子化学研究所の協力を経て、富士山頂に宇宙電波観測施設を建設して運用を行う計画が始まった。 1998年夏に運用を開始、2005年夏に運用を終了。小さいながらも、サブミリ波帯域での観測成果を上げた。また開発・運用を行った学生から7名の博士号授与者が生まれた。ASTE望遠鏡やALMA観測計画への道しるべともなった望遠鏡でもある。同じような、小型で多くの成果を挙げた電波望遠鏡としては、名古屋大学の「なんてん」が挙げられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「富士山頂サブミリ波望遠鏡」の詳細全文を読む
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