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富士電機デバイステクノロジー : ウィキペディア日本語版
富士電機デバイステクノロジー[ふじでんきでばいすてくのろじー]

富士電機デバイステクノロジー株式会社(ふじでんきデバイステクノロジー、英文社名:''Fuji Electric Device Technology Co.,Ltd''、FDT)は、過去に存在した富士電機グループの中核事業会社の一つで磁気記録媒体を製造・設置する企業である。
富士電機株式会社の主要子会社(富士電機機器制御(FCS)、富士電機リテイルシステムズ(FRS))の一つであった。
== 概要 ==
FCSと共に富士電機グループ持株会社体制移行時に新設された企業である。なお、FCSはシュナイダーエレクトリックとの合弁会社に移行し、旧法人は消滅しているため、当社のみが現存する富士電機グループ持株会社体制発足時新設企業となっていた。
2009年6月から2010年3月までの間、電子デバイス部門としての回復を図るため、持株会社である富士電機ホールディングス(Fe、現 富士電機株式会社)の当時社長であった伊藤晴夫がFDTの社長を兼任することで、Feからの直接指揮で事業整理を実施し〔中期経営計画(旧世代版)より〕、半導体事業及び感光体事業を(当時の)電機システム部門富士電機システムズ株式会社(現、富士電機株式会社)に移管して、ディスク媒体専業会社に転換という大きな変革が行われ、最終的に所有・運営している工場としては山梨事業所のみとなった〔これにより本社機能も山梨事業所内に移転している。〕。
* ディスク媒体に関しても、最終的に海外子会社であるマレーシア富士電機社に移管された。
 * 上記事業整理の一環として、2009年11月下旬に希望退職者を募り、FDT・山梨事業所としては開発・試作機能のみに絞ることを一旦発表したが、需要が回復したため2010年1月に希望退職の中止を発表した〔当社子会社の希望退職者募集の中止に関するお知らせ - 富士電機ホールディングス 〕。
 * しかし、事業整理を一旦終えた後の2010年11月末になり、(昨年に引き続き)赤字が見込まれることから、2011年度中までに営業、開発の機能も含めて山梨事業所・ディスク媒体を、マレーシア富士電機社に移管し、山梨事業所(跡地)は富士電機グループとしての活用と同事業所在籍正社員の希望退職ではなくグループ内雇用維持を発表〔ディスク媒体事業の事業構造改革について - ニュース - 富士電機 〕した。
 * 2011年4月、HDD市場の急激な環境変更が進んだことと山梨工場も東日本大震災福島第一原子力発電所事故に伴う計画停電の影響を受けることから予定を前倒しし、全ての事業・組織・資産等をFe及びマレーシア社への移管・継承を同年6月末までに行うこと(開発部門は3月末でマレーシアに移転済みという)と、FDT本体を翌7月1日付けでFeに吸収合併することが合わせて発表〔連結子会社の合併に関するお知らせ - ニュース - 富士電機 ディスク媒体事業の事業構造改革について(第2報) - ニュース - 富士電機 〕・実施され、富士電機デバイステクノロジー株式会社は消滅した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「富士電機デバイステクノロジー」の詳細全文を読む



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