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富山地方鉄道14710形 : ウィキペディア日本語版
富山地方鉄道14710形電車[とやまちほうてつどう14710がたでんしゃ]

富山地方鉄道14710形電車(とやまちほうてつどう14710がたでんしゃ)は、富山地方鉄道(地鉄)が1967年昭和42年)から1968年(昭和43年)にかけて、老朽化した従来車の代替を目的として名古屋鉄道(名鉄)より同社保有の3800系電車を譲り受け、導入した電車である。
「14710形」という大きな数字を用いた形式称号は、電動車に搭載する主電動機の出力を馬力換算した数値を形式番号の上3桁ないし2桁に用いる地鉄独自の車両形式付与基準〔に則ったもので、14710形の場合110 kW147 PS級の主電動機を電動車へ搭載する形式、を意味する〔。
導入当初は車体塗装を地鉄仕様に改めた程度で、名鉄在籍当時の原形を保った状態で運用されたが、後年複数回にわたって施工された各種改造により各部が地鉄独自の仕様に改められた〔。14710形は主に立山線上滝線において運用され、1993年平成5年)まで在籍した〔。
以下、本項では14710形を「本形式」と記述し、また編成単位の説明に際しては制御電動車モハ14710形の車両番号をもって編成呼称とする(例:モハ14711-クハ11の編成であれば「14711編成」)。
== 導入経緯 ==
陸上交通事業調整法を背景とした地域事業者統合によって1943年(昭和18年)1月に発足した富山地方鉄道〔は、被合併事業者各社より運営路線のほか、車体の規格や主要機器の仕様などに一切互換性のない多種にわたる運用車両を継承した〔。1960年代に至り、富山地方鉄道は合併による継承車両のうち経年が高く老朽化が進行した車両群を統一された性能の車両に代替することを目的として〔、同時期に廃車が開始された名鉄3800系(モ3800形・ク2800形)を譲り受けることとした〔。
名鉄3800系は地鉄14750形と同様に「私鉄郊外電車設計要項」に基く運輸省規格形電車で〔、なおかつ14750形と同じく同要項「A'形(車体長17,000 mm・車体幅2,700 mm〔)」に基いて新製された車両であり〔、さらに電装品についても名鉄3800系・地鉄14750形ともに東洋電機製造製の機種を採用しており〔〔、それらを根拠に両形式の互換性の高さを理由として導入に至ったものとも指摘される〔〔。
ただし、全車とも導入当初は譲受ではなく借入の形で入線し〔、名鉄在籍当時の原形式・原番号のまま運用されたのち、正式譲渡を受けて地鉄における車両形式が付与されるという手順を踏んでいる〔。
以上の経緯により、制御電動車モハ14710形14711 - 14717(モハ14714欠)・制御車クハ10形11 - 18(クハ14欠)の7編成14両が導入された〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「富山地方鉄道14710形電車」の詳細全文を読む



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