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富山新聞(とやましんぶん)は、富山県の地方紙で朝刊専売紙である。1923年創刊。石川県金沢市に本社を置く北國新聞社が発行。販売部数は4万3267部で、富山県内でのシェアは約1割で3位〔日本ABC協会「新聞発行社レポート 普及率」2011年7月~12月平均 〕。 == 特徴 == 金沢市の北國新聞社で紙面を製作・印刷しており、紙面は一部を除いて北國新聞と共有している。また論調は北國新聞と同様で、富山と名乗るが石川県民を指向した記事や社説が多い。夕刊は1952年から発行したが、1968年に発行を終了している。なお、富山県西部の小矢部市や高岡市のコンビニエンスストアでは、富山新聞と北國新聞が併売されている。 CMキャラクターも北國新聞と同様、女優の田中美里を起用している(「ほっこく」の部分を「とやま」に吹き替えただけのバージョン)。 「富山新聞社」は北國新聞社の富山本社の愛称であり、独立した会社ではない。そのため、北國新聞社発行の書籍広告が富山新聞に掲載される場合、「北國新聞社」の部分を「富山新聞金沢本社」に差し替えている。 別の県で製作・印刷されている県紙は他に大阪府の大阪日日新聞(日本海新聞グループ、鳥取県の新日本海新聞社で印刷)、福井県の日刊県民福井(石川県の中日新聞北陸本社で印刷)がある。かつては北日本新聞社も石川県で「北陸新聞」の題号で発行していたが、北陸新聞は中日新聞に経営権を譲渡し、現在の「北陸中日新聞」となった。 2014年の日本共産党の調査で集団的自衛権について地方紙43紙のうち肯定的主張を展開している3紙〔福島民友新聞、北國新聞、富山新聞〕の一つである〔『しんぶん赤旗』「集団的自衛権「閣議決定」「歴史の審判に堪えられぬ」地方紙40紙 反対」(2014.7.4)〕。 藤子不二雄の自伝マンガ『まんが道』で登場する「立山新聞」(藤子不二雄Ⓐ=安孫子素雄がモデルとされる満賀道雄(まが みちお)が働いていた)は実際に安孫子が働いていたことのある富山新聞がモデルとされている。その時の経営者が安孫子の叔父だった。この当時のエピソードに前日のラジオ番組表を誤って当日版と発表してしまい、読者から「今朝の番組表は一体なんだ!」「二度と立山新聞は取らん」と激怒されるシーンが取り上げられた。ちなみに、ライバル新聞の「北陸日本新聞」は北日本新聞がモデルとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「富山新聞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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