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北陸本線(ほくりくほんせん)は、滋賀県米原市の米原駅から石川県金沢市の金沢駅までを結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(幹線)である。このほか、日本貨物鉄道(JR貨物)の通称「敦賀港線」とも呼ばれる敦賀駅 - 敦賀港駅間の貨物支線を持つ。 == 概要 == 滋賀県湖北地区の米原市から北上し、北陸地方の福井県を経由して金沢市の金沢駅に至る。米原駅では東海道本線、金沢駅ではIRいしかわ鉄道に接続している。2015年3月13日までは新潟県上越市直江津駅までの路線であったが、同年3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、並行在来線となる金沢駅 - 直江津駅間がJR西日本から経営分離され、石川県部分は「IRいしかわ鉄道」、富山県部分は「あいの風とやま鉄道」、新潟県部分は「えちごトキめき鉄道」と、それぞれ県ごとに設立された第三セクター鉄道会社に移管された。なお、北陸新幹線は九州新幹線と同じ、JR線路名称公告における独立した路線として扱われており、北陸本線の増設線ではない。 東日本旅客鉄道(JR東日本)の信越本線・羽越本線・奥羽本線とともに、日本海に沿って近畿と北陸・東北を結ぶ日本海縦貫線の一部を構成している。京阪神・名古屋の各都市圏から直通の特急列車が数多く運転され、JR貨物による貨物列車の往来も多い。 全線電化完成後は直流電化と交流電化に電化方式が分かれており、このため当路線を走行する電車や機関車は両方の電源に対応した交直流車両が用いられている。しかし米原側では国鉄分割民営化後に直流電化の区間が延伸され、現在では京阪神地区の東海道本線や湖西線を走る直流電車が敦賀駅まで乗り入れるようになった〔七尾線やかつての富山港線などの支線部を含めて非電化路線を除く周辺路線はすべて直流電化されており、電化方式としては孤立している。〕。 JR西日本発足後、米原駅 - 長浜駅間は東海道本線の米原駅 - 京都駅間とともに「琵琶湖線」の愛称が付けられ〔鉄道事業ダイジェスト - 西日本旅客鉄道〕、1999年より米原駅 - 近江塩津駅間が旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「大阪近郊区間」に編入された。同区間はIC乗車カード「ICOCA」の近畿圏エリアに含まれている〔ご利用可能エリア 近畿圏エリア|ICOCA:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道〕。 敦賀駅 - 金沢駅間は2023年春の北陸新幹線の敦賀延伸開業に伴って、JR西日本から経営分離され、大聖寺駅 - 金沢駅間はIRいしかわ鉄道が引き継ぐ予定である。なお、敦賀駅 - 大聖寺駅間については、福井県がその区間による第三セクター鉄道会社を2020年度までに設立するとの旨がなされている。 各区間ごとの管轄は以下のように分かれている。 * 米原駅 - 近江塩津駅間 … JR西日本近畿統括本部 * 近江塩津駅 - 南今庄駅間(両端の駅構内のぞく) … JR西日本金沢支社敦賀地域鉄道部〔データで見るJR西日本 - 西日本旅客鉄道〕 * 南今庄駅 - 大聖寺駅間(大聖寺駅構内のぞく) … JR西日本金沢支社福井地域鉄道部〔 * 大聖寺駅 - 金沢駅間 …JR西日本金沢支社 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北陸本線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hokuriku Main Line 」があります。 スポンサード リンク
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