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あいの風とやま鉄道株式会社(あいのかぜとやまてつどう)は、富山県富山市に本社を置く、第三セクター方式の鉄道事業者(第三セクター鉄道)である。 == 概要 == 北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間が延伸開業する際、西日本旅客鉄道(JR西日本)から並行在来線として経営分離される北陸本線の富山県内区間にあたる倶利伽羅駅 - 市振駅間において運営を担う鉄道事業者として、富山県および富山市をはじめとする県内全15市町村に加え、富山地方鉄道、北陸電力、北陸銀行、インテックなどの出資によって、2012年(平成24年)7月24日に「富山県並行在来線準備株式会社(とやまけんへいこうざいらいせんじゅんび)」として設立された。 設立当初の資本金は15億円で、初代代表取締役社長に富山県副知事(当時)の植出耕一が就任した。 社名については、一般公募により決定することとなり、2012年12月10日から2013年(平成25年)2月15日まで公募を行った結果、応募総数5,380件の名称案が寄せられた。選考の結果、高岡市在住の女性が応募した「あいの風とやま鉄道株式会社」を採用し、同年5月29日の取締役会で決定〔富山県並行在来線準備株式会社公式サイト 2013年5月30日付発表、「新商号(社名)内定について 」、2013年5月30日閲覧。〕、6月下旬の定時株主総会で定款変更を決議の上、同年7月1日付で商号を改称した〔新社名への移行について 〕〔活動状況(新社名へ移行しました) - あいの風とやま鉄道株式会社(旧サイト)、2013年7月1日付。2015年1月26日閲覧。〕。 社名に冠された「あいの風」とは、富山県内など日本海沿岸で春から夏にかけて沖から吹く北東の風を表すもので、古くから豊作や豊漁を運ぶ風として県民に親しまれている。この「あいの風」を県域東西を横断する路線に見立て、県民に豊かさや幸せを運び届け、かつ県民に「愛」される鉄道を目指すという経営理念を表している。 なお、初代社長の植出が2014年(平成26年)1月8日に心不全のため急逝したのに伴い〔 〕〔弊社 代表取締役社長 植出 耕一 急逝のお知らせ 「お知らせ」 - あいの風とやま鉄道株式会社・富山県、2014年1月14日付。2015年1月8日閲覧。〕、同月22日の取締役会で副社長の市井正之を昇任させる人事が決定し、同年2月1日付で社長に就任した〔代表取締役社長の就任について - あいの風とやま鉄道株式会社・富山県、2014年1月22日付。2015年1月8日閲覧。〕。 2015年(平成27年)3月14日に北陸新幹線の金沢延伸と同時に、並行在来線富山県内区間を継承して開業した〔広田和也、田嶋豊(2015年3月15日). “あいの風鉄道 三セク再出発 県内19駅「生活路線の役割果たす」”. 北陸中日新聞 (中日新聞社)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「あいの風とやま鉄道」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ainokaze Toyama Railway 」があります。 スポンサード リンク
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