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寒サク
寒浞(かんさく)は古代中国の人物。夏王朝を一時期簒位した。 はじめは寒后伯明に仕えていたが、の〔夏王朝の5代目の王。寒浞によって殺害されたとされる。〕に対する反乱と侵略によって夏王朝が衰微した際にその配下となり、重臣として用いられた。のちに寒浞は后羿を殺害して自らが王として立った〔市村瓚次郎 『東洋史統』1巻 冨山房 1940年 50頁〕。后羿の妻で美女として知られていたを奪って妻とし、また后羿の子息たちには后羿の遺体を煮たものを食べるように命じ従わぬ者を死罪にしたとされる〔袁珂 著、鈴木博 訳 『中国の神話伝説』下巻 青土社 1993年 21-23頁 ISBN 4-7917-5222-8〕。 伝説ではその後、寒浞が引き継いだ后羿の有窮国は夏の遺臣たちと少康(相の息子にあたる)によって滅ぼされ、夏王朝が復するに至ったとされる。 == 参考文献 ==
* 諸橋轍次 『大漢和辞典』巻三 大修館書店 1956年 1068頁
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