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寛永古活字版源氏物語[かんえいこかつじばんげんじものがたり]
寛永古活字版源氏物語(かんえいこかつじばんげんじものがたり)とは、古活字版源氏物語の一つ。寛永年間(1624年 - 1644年)に出版されたと見られることからこの名称で呼ばれる。 == 概要 == この「寛永古活字版源氏物語」には、いくつかの異なった版が存在する。この「寛永古活字版」の存在を見いだした川瀬一馬は、大東急記念文庫所蔵本・昌平坂学問所旧蔵内閣文庫蔵本・正宗敦夫蔵本などを標準的な「寛永古活字版」であるとし、久原文庫蔵本を「寛永古活字版と同じ活字を使用した古活字版ではあるが、わずかに異なる文面をもった異植版である」として2種の「寛永古活字版」が存在するとした。その後現在では、広島県立歴史博物館黄葉夕陽文庫蔵本・鶴見大学蔵本・九州大学蔵本・久邇宮家旧蔵本といった、大筋で「寛永古活字版」であるといえる内容を持ちながらもお互いにどれとも少しずつ異なる伝本がいくつも発見されていくことになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「寛永古活字版源氏物語」の詳細全文を読む
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