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寧海級巡洋艦[やすしうみきゅうじゅんようかん]
寧海級巡洋艦(Ning Hai にんはいきゅうじゅんようかん)は、1930年代に建造された中華民国海軍の軽巡洋艦の級名。寧海、平海の2艦が建造された。 本級は中華民国の要望により建艦された艦級である。当時の大型駆逐艦並の大きさながら火力では一端の軽巡洋艦並の強武装で海防戦艦の巡洋艦版といった物である。これは、当時の中国海軍は主に揚子江上や沿岸部での警備活動を重視した艦を必要としたためである。また、当時では珍しい水上機の運用も考慮に入れた点では先進性が見受けられる。 == 艦形 ==
船体は艦首に弱いシアを持った船首楼型船体である。艦橋デザインと集合煙突は同世代の古鷹型重巡洋艦に類似性が見られる。船形に比較して上部構造物が大きく、日本海軍に鹵獲・編入後は改装時に重心降下対策が施されている〔福井静夫 著『福井静夫著作集 軍艦七十五年回想記 第八巻 世界巡洋艦物語』(光人社、1994年)p186~p187〕。 2番艦平海は、寧海に比して方位盤支基・前檣等が改良され、高角砲の数と装備位置も異なり、水偵の搭載は中止されている〔福井静夫 著『福井静夫著作集 軍艦七十五年回想記 第八巻 世界巡洋艦物語』(光人社、1994年)p185〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「寧海級巡洋艦」の詳細全文を読む
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