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審議拒否[しんぎきょひ] 審議拒否(しんぎきょひ)は、議員が議会に出席せず審議・審査に参加しないこと。議会における圧倒的多数の与党に対抗する野党の議事妨害戦術のひとつ〔伊藤光利「国会のメカニズムと機能- 一党優位制における議会- 」 『年報政治学』Vol. 38 (1987) p129-147〕〔国会審議における野党の抵抗手段にはどのようなものがあるか。 2009/07/09 岡山県立図書館, レファレンス協同データベース〕。 == 日本 == 1960年代まで日本の国会では、一党優位の状態にあった与党自民党に対抗して政策決定に影響力を持つための手段として、野党が議場占拠など物理的に審議を妨害する手段をとった〔曽根泰教, 岩井奉信「政策過程における議会の役割 」『年報政治学』Vol. 38 (1987) p149-174〕。しかし、特に安保闘争時の混乱により「乱闘国会」と呼ばれるなどして世論に国会不信が生まれたため、与野党間での申し合わせが結ばれ、野党は議場占拠などの物理的抵抗をせず、自民党は単独審議や単独採決を行わないことになった〔。1970年代以降、野党はその代わりに審議拒否を主たる対抗手段として使うようになった〔。度を越した審議拒否は世論の離反を招くため、野党側にも自制は働く〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「審議拒否」の詳細全文を読む
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