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寺山城[てらやまじょう]
寺山城(てらやまじょう)は、栃木県矢板市大字長井小字武者嶽にある古代のチャシ。 == 概要 == 寺山城は、寺山観音寺の裏手の山の中にあり、当地には山頂を人工的に平らに整地した遺構がある。矢板市刊行の遺跡地図では、当地を戦国時代の遺構と紹介しているが、当地には、戦国時代の城跡を示すような遺構はなく、また、同じ矢板市の刊行物である「やいたの伝説(後編)」では、「古代人のシャシ(チャシ)」と紹介しており、これならば、該当するような遺構があるため、戦国時代の城跡とした遺跡地図の記述は、編纂上の誤記であると思われる。 古代のチャシは、古代人の信仰祭祀の場所であり、山頂に築かれることが多く、中には堀が掘られたものもあるため、軍事的な機能、つまり副次的に城として利用されたのではないかとする説があるが、それは諸説の中で有力とされているだけであって、古代のチャシを本当に城跡として見て良いかは、今後も検討が必要である。したがって、当地の「寺山城」という名称も、通称として考えるべきであり、確定的に城跡を示す名称ではないことを留意しておく必要がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「寺山城」の詳細全文を読む
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