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寺村氏[てらむら]
寺村(てらむら)氏は、日本の氏族。 == 概要 == 宇多源氏佐々木氏の庶流。家紋は佐々木氏の代表家紋である「平四つ目結」から派生した「丸に隅立四つ目結(まるにすみたてよつめゆい)」などを使用。近江国蒲生寺村の領主であったことから寺村の姓を名乗るようになり、室町時代には近江国の守護大名となった六角氏に仕えた。六角氏の家臣の多くは国人領主〔地域一帯の領主を国人領主という。また農民でもあり武士でもある地侍を小領主といい、小領主は村落を支配する下級の役人となったが、一揆の先頭に立って武家勢力と戦うこともあった。豊臣秀吉が兵農分離の政策を実施したときに、小領主は「兵」になって城下町に移住するか、「農」として庄屋や名主となって村落の代表として残るかの選択を迫られた。〕であり、被官化されていたとはいえ独立性が高かった。 1563年(永禄6年)に六角氏の御家騒動(観音寺騒動)が起こると、六角氏本家だけではなく、南近江の国人連合の結束と勢力の衰退につながり、さらに六角氏が観音寺城の戦いで織田信長の上洛軍に敗れると、寺村氏一族は、浅井長政に仕える者、羽柴秀吉に仕える者、山内一豊に仕える者、蒲生氏郷に仕える者、蒲生郡小野村に居住する者などに分かれた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「寺村氏」の詳細全文を読む
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