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対戦車ロケット弾[たいせんしゃろけっとだん]
対戦車ロケット弾(たいせんしゃロケットだん)は、ロケット弾化された対戦車擲弾。誘導機能を有さない点で対戦車ミサイルと区別される。 == 概要 == 対戦車ロケット弾は、専ら歩兵が用いる対戦車兵器として、車両類の装甲や建造物の壁を貫通することを期待される。一般に、モンロー/ノイマン効果を利用した成形炸薬弾の弾頭を持ち、無誘導でも命中が期待できる近距離で使用される。 RPG-7に代表される対戦車ロケット弾は大きな成功を収めた。歩兵が持ち歩く安価軽便な対戦車ロケット弾が高価な戦車を撃破しうることは戦術に変革をもたらした。戦車は成形炸薬弾に対抗することを半ばあきらめ、装甲を薄くして機動力で避けるものとすらされた。これがいわゆる第2世代主力戦車である。しかし、爆発反応装甲や複合装甲が開発されると、従来の対戦車ロケット弾が主力戦車の装甲を貫徹することは再び困難になった。 対戦車ロケット擲弾発射器は、歩兵が携行できる簡便な火力投射手段として多目的に使用されることがある。対柔目標用には榴弾やサーモバリック弾頭が適しているが、一般的な成形炸薬弾でも飛び散る破片が、ある程度の殺傷力を持つ。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「対戦車ロケット弾」の詳細全文を読む
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