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対潜ミサイル : ウィキペディア日本語版
対潜ミサイル[たいせんみさいる]

対潜ミサイル(たいせんミサイル)は、水中の潜水艦を攻撃する兵器である対潜水艦兵器(または対潜兵器、Anti-Submarine Weapon、ASW)の1つである。
== 概要 ==
水上艦もしくは潜水艦から発射される対潜兵器としては、魚雷爆雷がある。しかし、航走距離(こうそうきょり)の限界から、これは艦の近辺でのみ用いられる。ソナーの発達や航空機を用いた潜水艦探知技術の発展により、比較的遠距離から潜水艦を探知できるようになると、遠投兵器として対潜ミサイルが用いられるようになった。
対潜ミサイルは、空中を飛翔し、潜航中の潜水艦直上に弾頭部を投下する。弾頭部には爆雷〔弾頭に核爆雷を使用するものも存在した〕や短魚雷が用いられる。魚雷発射管などからの魚雷発射に比べると、目標への到達時間と駛走距離(しそうきょり)が短縮されるため、弾頭である短魚雷の燃料が得られ、また、目標の移動が最小の内に対抗手段を施す余裕を与えずに攻撃する事が可能である。また、目標とされた潜水艦からは空中を飛翔するミサイルの探知・迎撃・回避が困難である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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