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対馬島の日[つしまとうのひ]
対馬島の日(つしまとうのひ)とは、大韓民国の慶尚南道 旧馬山市が2005年3月18日に制定した記念日で、毎年の6月19日である。通称として「対馬の日」とも呼ばれる。6月19日は、1419年の応永の外寇の際、李氏朝鮮軍の将軍李従茂が対馬征伐のために馬山浦を出発した日である〔우리 땅 '독도'를 지키자 Korean National Security Net 2007-07-13〕。日本の島根県が制定した「竹島の日」に対抗して制定された記念日で〔馬山市議会が「対馬島の日」条例を可決 朝鮮日報2005年3月18日〕、「対馬島の日」条例には「''対馬島が韓国領土であることを内外に知らしめ、領有権確立を目的とする''」と明記されている〔馬山市議会、「対馬の日」条例案を可決 朝鮮日報2005年3月18日〕。2010年7月1日に馬山市は昌原市・鎮海市と合併し、新たに「昌原市」として発足し、現在は同市の条例になっている。 == 「対馬島の日」制定の背景 == 竹島に関して、韓国は一方的に警備隊を上陸させ施設の構築を行ったり、竹島海域での軍事演習を行うなど、実効支配を強化する方策をたびたび実行してきた。日本政府もそのたびに韓国政府への抗議を発表し、竹島の領有権を継続的に主張してきた。しかし、日本側がこのような領有権の主張を行うたびに、韓国ではキジ科の鳥(日本の国鳥はキジである)を惨殺したり、日の丸や時の首相の肖像を燃やしたりするなど、日本に対する抗議行動が巻き起こった。 2005年2月22日、こうした問題への認知を求めるため、竹島を管轄する日本側の都道府県である島根県は「竹島の日」条例を制定する。これに対し、韓国側ではやはり抗議行動が発生し、韓国外交通商部も「竹島の日」制定を非難する声明を発表する事態となった。 このような中、朝鮮海峡(対馬海峡)に面する市で、竹島問題には当事者性が無く関与権の無い自治体である慶尚南道馬山市の市議会が、同年2005年3月18日に制定したのがこの「対馬島の日」条例である。 なお、「対馬は韓国領」という主張は、この「対馬島の日条例」が制定されたことによって巻き起こったものではなく、それ以前の比較的早い段階から叫ばれてきた主張である。実際、独島博物館(1997年開館)の正面入り口に「対馬はもともと我々の領土」(対馬島本是我国之地)という碑石が設置されたのは2002年8月であり、それをさらに遡る2001年5月には「対馬島は我々の領土」という曲が発表されている。また、2004年7月に小泉首相が訪韓した際に開かれた集会(反日デモ)では、主催者らが「対馬を韓国に返還するよう日本に促す一方、韓半島への侵略の歴史を謝罪」するよう求めている〔「対馬は韓国領土」 小泉首相訪韓反対集会 朝鮮日報2004年7月21日〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「対馬島の日」の詳細全文を読む
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