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将棋指し[しょうぎさし] 将棋指し(しょうぎさし)とは、将棋を指す芸人のこと。日本の前近代的な職業を示す言葉ではあるが、現代のプロ棋士・女流棋士・アマチュア選手なども俗に「将棋指し」と呼ばれることが少なくない。しかし現代とはちがって、前近代の将棋指しは、プロとアマチュアがおおむね未分化な状態であったと思われる。棋客・将棋師などと呼ばれた時代もあった。 ==発祥== 日本の将棋類は、伝統的に公家や僧侶など字が読める階層によって指されてきたが、室町後期・安土桃山時代頃には京の都を中心に「小将棋」あるいはその亜種である現行の「本将棋」を指すことを生業とする芸人が現れだした。彼らは「遊芸師」といわれ、歌舞伎役者と同じ類の芸人であり、また囲碁も打ったので「碁打ち」も兼ねることが少なくなかった。初期の著名な将棋指しには、加納算砂(本因坊算砂)や宗桂(大橋姓は没後)らがいる。算砂と宗桂は互いに将棋・囲碁の好敵手で名勝負を繰り広げ、現存する最古の将棋棋譜は彼ら二人のものである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「将棋指し」の詳細全文を読む
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