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小さな逃亡者[ちいさなとうぼうしゃ]
『小さな逃亡者』(ちいさなとうぼうしゃ、原題:''Little Fugitive'')は、1953年にアメリカ合衆国で公開されたモノクロ映画。ウクライナ系移民の子であるレイ・アシュレー、本名レイモンド・アブラシュキン(1911-1960)が、低予算で、無名の素人を使い、ドキュメント風の撮影法を駆使して、少年の自然な姿を映し出し、後のフランスのヌーヴェル・ヴァーグに大きな影響を与えた。
== あらすじ == 7歳のジョイは母親と兄との3人暮らし、ある日母親は祖母の看病に一晩泊まりがけで出かけ、二人は留守番させられる。空気銃で遊んでいたとき兄は服にケチャップをつけ、ジョイに撃たれて死んだマネをする。ほんとうに殺してしまったと思い込んだジョイは母親が置いていった金を全部懐に入れて、街の中を彷徨する。コニーアイランドに着いたジョイは、菓子を買い、乗り物に乗って、有り金を使い果たす。ある少年に海岸に捨てられている空き瓶を拾い集めて小金に交換することを教えてもらい、その金を使って気に入った子馬に乗り、金がなくなっては瓶を集めて子馬に乗ることを繰り返す。翌朝、不審に思った子馬の飼い主が家に連絡を取り、兄が連れ戻しにやって来る。大雨になり人ごみのなくなったなか、ぽつんとひとりいる弟が見つかる。帰ってきた母親は、テレビを見て騒いでいるいつも通りの兄弟を見いだす。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小さな逃亡者」の詳細全文を読む
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