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小保方晴子[おぼかた はるこ]
小保方 晴子(おぼかた はるこ、1983年9月25日 - )は、日本の人物。独立行政法人理化学研究所の元研究員。学位は早稲田大学博士(工学)であったが、猶予期間の後、2015年11月に取り消された〔Yahoo!ニュース - 小保方さん「早稲田大学の決定はとても不公正」博士号「取り消し」にコメント(全文)弁護士ドットコム 11月2日(月)18時30分配信 〕。 ハーバード大学医学大学院客員研究員、理化学研究所発生・再生科学総合センター客員研究員、同・細胞リプログラミング研究ユニットリーダー〔として、胞子様細胞・刺激惹起性多能性獲得細胞(STAP細胞)の研究に従事。2014年1月に自身が筆頭著者としてネイチャー誌への論文掲載に伴い、「リケジョの星」として注目を集めたが、自身の博士論文も含めて論文不正や研究実態の疑義が問題となった。 == 概要 == 2014年1月末にSTAP研究を発表して一躍「時の人」となったが、その後、様々な研究不正を行っていたと疑われるようになり、本人同意の上で論文は撤回に至り、一連の現象と細胞は科学的根拠を失った。画像2点の不正が認定されていたが、新たな科学的疑義についての調査や小保方自身による検証実験(再現実験)により理化学研究所の処分検討が一旦停止し、大きな議論となった。 小保方の博士論文に発覚した疑惑に対し、早稲田大学の調査委員会(委員長 小林英明弁護士)は、2014年7月17日、多数の問題を指摘しその一部を不正認定したうえで、「博士学位を授与されるべき人物に値しない」と述べ、学位授与の時点に戻ってみれば、学位を授与すべきでなかったとしたが、大学側の学位審査の欠陥により、いったん学位の授与をしてしまった以上は、大学が定めている学位の取り消し規定に該当しない限り、学位の取り消しはできないとした上で、本件ケースはその取り消し規定には該当しないと報告した。2014年10月7日、早稲田大学は小保方の博士号を取り消すと決定した。しかし、研究指導および学位審査過程に重大な欠陥があったことから、1年程度の猶予期間が設けられ、その間に小保方が再指導・再教育を受けたうえで論文を訂正・再提出し、これが博士論文としてふさわしいものと認められた場合には学位を維持するとしていた〔〔。2015年10月29日、早稲田大学は小保方の博士号を取り消す方針を固めた。論文の再提出は行われたが、学内の審査委員会が検討した結果、博士号取り消しが妥当と判断された。取り消しの具体的理由や再提出された論文の内容は明らかにされていない。 なお、小保方の人物像や記者会見、実験ノートに関する報道、多くの批判意見や擁護意見も世間を騒がせた。また、世界的な研究不正事件の中心人物として、研究者としての行く末や自身による検証実験の行方が大きな注目を集めた。2014年12月19日、理化学研究所は小保方による検証実験でSTAP現象は確認できなかったと発表し、理研を依願退職した〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小保方晴子」の詳細全文を読む
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