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小品文[しょうひんぶん]
小品文(しょうひんぶん)とは、明代後期、万暦年間以降の文人によって書かれた随筆・評論・紀行文等の総称〔京大東洋史辞典編纂会『東洋史辞典』東京創元社、1990年4月、P416。〕。 == 概要 == 小品文とは明末の、主として万暦年間以降の袁宏道ら文人の手になる随筆・評論・紀行文の総称であり、1930年頃から林語堂や周作人ら知識人によって再評価され、そのスタイルに倣った作品は小品散文と呼ばれ中国文壇に流行した〔。反俗的・反政治的な風格を持ち、高踏的な文人趣味と閉鎖的な個性主義を特徴としている〔。こうした反政治的スタイルは魯迅の『小品文的危機』(1933年)などによって亡国の責めを文人に押しつける風潮と相俟って攻撃されている〔小川利康『周作人と明末文学──「亡国之音」をめぐって』、「文学研究科紀要」別冊第17 集(早稲田大学大学院文学研究科)所収、1991年1月。PDF ,2010-09-04閲覧。〕。林語堂らによって複数の半月刊雑誌で作品が発表されたほか、『袁中郎集』等明末の作品が発掘され多くの選集として出版された〔。
File:Linyutang.jpg|林語堂 File:Zhou Zuoren.jpg|周作人 File:Xu Zhimo.jpg|徐志摩
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小品文」の詳細全文を読む
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