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小坂峠[こさかとうげ]
小坂峠(こさかとうげ)は、宮城県白石市と福島県伊達郡国見町とを結ぶ峠である。標高441m。 == 概要 == 宮城県道・福島県道46号白石国見線が通っている。冬期も閉鎖されることはないが、道幅が狭くヘアピンカーブが多いため、大型車の通行は通年禁止である。大型車は国道4号と国道113号で大きく迂回することになる。 この峠は羽州街道の一部であり、福島県側に車道化される以前の道が残されている。出産の苦しみにも匹敵する難所として「産坂」(さんざか)と呼ばれていた。1866年(慶応2年)に一旦は車道化された新道が作られたが、萬世大路や奥羽本線の開通によって当路線の重要性が低下したため、廃れていった。現在の県道は1972年(昭和47年)に開通した〔旧羽州街道 小坂峠道跡 (国見町 )〕。旧街道は1993年(平成5年)10月1日に「旧羽州街道 小坂峠道跡」として国見町史跡に指定された〔。 羽州街道のうち小坂峠と金山峠の間の区間は、道中に7つの宿場があることから「山中七ヶ宿街道」とも呼ばれる。宮城県刈田郡七ヶ宿町の名の由来でもある。また、1579年(天正7年)冬、米沢城の伊達政宗の下へ三春城主田村清顕の娘・愛姫が嫁いだ際、雪深い板谷峠を避けて小坂峠を経由した故事に因み、小坂峠付近は「愛姫街道」とも呼ばれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小坂峠」の詳細全文を読む
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