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小川清助 : ウィキペディア日本語版
小川清助[おがわ せいすけ]
小川 清助(おがわ せいすけ、1832年 - 1880年)は、幕末から明治初期にかけて伊豆南部で活躍した石工である。その作品は現在、伊豆半島南端に近い静岡県下田市域で二十数点が確認されている。
==歴代清助==
小川清助の子孫に伝わる伝承によると、清助の名は江戸時代の延宝年間(1673年 - 1681年)に始まり、明治初期まで約200年にわたって世襲されたという。これを裏付けるように、「清助」銘を有する最古の作品として、早くから下田市西中・中村公園の地蔵菩薩立像(享保12年・1727年作)があげられてきたが、現状では本像に「清助」の名は確認できず、この像が清助の作であるとする説は疑わしい。現在「清助」銘を持つことが確認できる最古の作品は、下田市横川にある曹洞宗の古刹太梅寺門前に立つ地蔵菩薩立像であり、天保4年(1833年)の銘がある。この年は最後の小川清助(1832年 - 1880年)が生まれた翌年にあたるため、少なくとも「清助」の名が2代に渡って世襲されたことが確認できる。なおこの「先代清助」は最後の小川清助の祖父に当たると考えられるが(最後の小川清助の父は「辰蔵」の名で作品をのこしている)、この他に3点の作品が知られている。先代清助の作品は造形的に特筆すべきところはなく、最後の小川清助の作品に見られるような優れた造形力と特徴的な作風が見られない。また、当時の清助は小川姓を名乗っていなかったようで、作品に小川姓が刻まれることはなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「小川清助」の詳細全文を読む



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