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小川 雄勢(おがわ ゆうせい、1996年7月20日 - )は、神奈川県横浜市出身の、日本の柔道家である。階級は100kg超級。身長190cm。体重135kg。段位は初段。組み手は左組み。得意技は払腰、支釣込足〔「柔道全日本強化選手名鑑 2016」近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年4月号〕〔 スポーツニッポン 2014年3月20日〕〔 毎日新聞 2014年7月31日〕。父親はバルセロナオリンピック95kg超級銀メダリストで元世界チャンピオンの小川直也〔〔 スポーツニッポン 2013年10月7日〕。現在は明治大学に在学〔 サンケイスポーツ 2014年8月4日〕。 ==経歴== 小さい頃は「男だから出番が多い」との理由でクラシックバレエを習っていた。小学校4年の時に父親の経歴を知ったことがきっかけで、開設したばかりの小川道場の1期生として柔道を始めることになった〔〔〔 日刊スポーツ 2014年3月21日〕。茅ヶ崎市内の中学に通っていたが、2年の時に修徳中学に転校すると、3年の時にはマルちゃん杯団体戦で3位となった〔。 修徳高校に進むと、2年の時にはインターハイ団体戦で3位となった。国体少年男子の部でも3位だったが、この際に父親の直也は「俺の高2の時よりも強い。まだ未完成だし、これからが楽しみ。やるからには俺以上の選手になってほしい」と語った〔。高校選手権個人戦では、準決勝で世界カデ90kg超級チャンピオンである白鴎大足利高校1年の太田彪雅を指導2で破ると、決勝では天理高校2年の古田伸悟を指導2で破って優勝を飾った〔〔 読売新聞 2014年3月20日〕。団体戦の決勝では白鴎大足利高校との対戦になると、大将戦において太田を指導2で破り個人戦との2冠を達成して、大会最優秀選手にも選ばれた。今大会を観戦していた全柔連副会長の山下泰裕は、「まだ未完成だけど、お父さんとそっくりなスタイルだなあ」と評した〔 日刊スポーツ 2014年3月22日〕〔 毎日新聞 2014年3月22日〕。 3年になると、7月の金鷲旗の決勝では国士舘高校との大将戦を制してチームを優勝に導いた〔 サンケイスポーツ 2014年7月24日〕。8月のインターハイ団体戦では全試合で一本勝ちを成し遂げたものの、決勝の国士舘高校には1-2で敗れて2位にとどまり、高校3冠(高校選手権、金鷲旗、インターハイ)達成はならなかった。個人戦では3回戦で東海大仰星高校3年の奥野拓未に合技で敗れた〔〔 読売新聞 2014年8月4日〕〔 サンケイスポーツ 2014年8月4日〕。9月の全日本ジュニアでは決勝で筑波大学2年の尾原琢仁を横四方固で破って優勝した〔 時事通信 2014年9月14日〕。10月の世界ジュニアでは2回戦でヨーロッパジュニアチャンピオンであるウクライナのヤキフ・ハンモに技ありで敗れた〔World Championships 〕。団体戦決勝のグルジア戦では2-2となった場面で登場すると、接戦の末にGSに入ってから有効で勝利を収めて、チームを優勝に導いた〔 産経新聞 2014年10月27日〕〔World Championships, Fort Lauderdale 2014 DAY 5 〕。11月には講道館杯に出場するが、初戦で元全日本チャンピオンである新日鉄住金の高橋和彦に指導3で敗れた〔 時事通信 2014年11月9日〕。 2015年4月には明治大学へ進学した。1年の6月に出場した優勝大会では5位だった。9月の全日本ジュニアでは決勝で大学の同級生である田中源大を指導2で破って2連覇を飾り、田中とともに世界ジュニア代表に選出された〔 サンケイスポーツ 2015年9月13日〕。10月の学生体重別では決勝で筑波大学の黒岩貴信をGSに入ってから大外刈の有効で破り、1年生ながら優勝を飾った。今大会の95kg超級を1987年から2連覇した父親に続き親子優勝と相成ったことに、「おやじに追い付きたかったのでうれしい」と語ると、父親も「日々進化している。型にはまらず、伸び伸びと育ってほしい」とコメントした〔 読売新聞 2015年10月4日〕〔 サンケイスポーツ 2015年10月4日〕。続く世界ジュニアでは準々決勝でロシアのタメルラン・バシャエフに有効2つを取られて敗れたが、その後敗者復活戦を勝ち上がって3位になった〔 時事通信 2015年10月27日〕〔Junior World Championships 2015, Abu Dhabi 〕。団体戦では初戦のアルジェリア戦で有効3つを取って大きくリードしながら逆転の一本負けを喰らった。以降の試合では田中が起用されて出番はなかったものの、チームは優勝を飾った〔 時事通信 2015年10月28日〕〔Japan prove judo future is bright with team sweep at IJF Junior World Championships 〕。11月の講道館杯では準々決勝で高校の先輩である京葉ガスの岩尾敬太に小外掛で敗れるも、その後の3位決定戦で昨年初戦で敗れた高橋を払巻込で破って3位になった。なお、世界ジュニア前の稽古では今まで一度も投げることのできなかった父親を投げたという〔柔道、小川直也氏長男が講道館杯3位 毎日放送 2015年11月8日〕〔小川雄勢 父も投げていた!講道館杯価値ある3位 東京スポーツ 2015年11月8日〕。続いてグランプリ・チェジュに出場するが、2回戦でオランダのロイ・メイヤーに指導1で敗れた〔Grand Prix 2015 〕。 2年の時には4月の選抜体重別準決勝で世界選手権2位である九州電力の七戸龍に敗れるも3位となった〔平成28年全日本選抜柔道体重別選手権大会 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小川雄勢」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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