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小教区 : ウィキペディア日本語版
小教区[しょうきょうく]
小教区(しょうきょうく、)は、監督制をとるキリスト教の諸教会において、教会行政の基本単位となる区域。一般に「教区」(または司教区)と訳される""の下位の単位。"parish"が「教区」と訳される場合もあるが 、一般的に"diocese"との区別のために、「小教区」、あるいは「教会区」などと訳される。(教区も参照。)
==歴史==
初期のキリスト教会では、各都市に司教を長とする教会があり、教区(司教区)があるだけであった。しかし3世紀ごろから都市以外にもキリスト教徒が増え、教会が建てられるようになると、さまざまな問題が生じてきたため、司教の配下にあってそうした教会を司る司祭が置かれるようになってきたのが小教区制の起こりである。
またゲルマン民族においては、キリスト教以前の風習を引き継いで領主の私有教会が置かれることが多くあり、ここでも独自の小教区制が成立していった。
中世に入って、特にカロリング朝時代にフランク王国が拡大した際、この2つが合体し、現代まで続く国全体に及ぶような小教区制が成立したとされる。〔阪口 2006。〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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