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小早[こはや] 小早(こはや)は、中世(戦国時代)から近世(江戸時代)にかけて使われた日本の軍用船の種類のひとつで、大型の安宅船と中型の関船とで三分される内で最も小型の軍船を指す。名称の“小早”は、“小型の早船(関船)”という意味である。小早船(こばやぶね)の略ともされる〔小早船 - デジタル大辞泉(コトバンク)〕。 == 概要 ==
=== 戦国時代 === 艪(ろ)の数は概ね40挺以下。船体が小さく、安宅船や関船とは異なって船体の全長を覆う甲板状の上部構造物(総矢倉)を持たないため、搭乗できる戦闘員は少なく、矢倉上の高い位置から射撃することも不可能である。安宅船などは総矢倉の周囲に楯板と呼ばれる装甲を張って矢などを防いでいるが、小早は半垣造りとよばれる足を隠す程度の低い側壁(垣立)を持つのみで、防御力にも劣る。織田家の九鬼水軍などでは戦闘での役割は補助的で、その軽快な機動力を活かして偵察や伝令などの用途に主用された。一方、毛利水軍や村上水軍などは焙烙火矢や投げ焙烙を主要武器として用いていたため、小型・快速の小早が主力艦であった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小早」の詳細全文を読む
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