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小林邦明 : ウィキペディア日本語版
小林邦昭[こばやし くにあき]

小林 邦昭(こばやし くにあき、1956年1月11日 - )は、日本の元プロレスラー長野県小諸市出身。関係者の間では「サンペイちゃん」の愛称で親しまれる。
== 来歴 ==
長野県丸子実業高等学校を中退して1972年新日本プロレスに入門。1973年栗栖正伸戦でプロデビュー。
1980年メキシコに遠征。1982年アメリカに渡り、「キッド・コビー」のリングネームで活躍した。
1982年10月に帰国。パンタロンマーシャルアーツスタイル(試合内容にマーシャルアーツスタイルを求められない時には、左半分が白、右半分が黒というユニークなショートタイツだった)で戦う姿は当時の日本のプロレス界では珍しかった。初代タイガーマスクと抗争劇を展開し、一気にブレイク、「虎ハンター」と呼ばれた。タイガーマスクのマスクを剥ぎにかかる悪役ファイトスタイルは、タイガーマスクの日本人ライバルとしてアンチ・ヒーローを求めるプロレスファンに支持された。しかし、私生活ではタイガー=佐山とはとても仲が良く「無名の自分をゴールデンタイムでスターに引き上げてくれた」と佐山には感謝の念を表明している。
維新軍の前身である革命軍結成直前にニューヨークWWF地区へ長州と遠征し、マサ斎藤と合体。現地でのリングネームはチン・コビアシ(Chin Kobiashi)。その後は新日本プロレスの中でも反体制の維新軍団として(長州力・マサ斎藤・キラー・カーンアニマル浜口谷津嘉章寺西勇)らと行動を共にし、中でも寺西とはジュニアヘビー同士ということで多くタッグを組む。
1984年9月に維新軍団のメンバーらと新日本を離脱し「ジャパンプロレス」に参加し、全日本プロレスに参戦した。全日参戦中も二代目タイガーマスクを相手に虎ハンターとして活躍した。1985年NWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を、1986年には世界ジュニアヘビー級王座を獲得。
その後新日マットに出戻り、1987年8月にIWGPジュニアヘビー級王座を獲得。1989年4月24日の新日本プロレス東京ドーム大会では獣神ライガーのデビュー戦の対戦相手を務めた。ヘビー級へ転向すると、新日選手会と対立し越中詩郎らと「反選手会同盟(後の平成維震軍)」を結成。昭和時代の維新軍団と平成維震軍の2つの維新軍団に所属したのは小林のみである。
負けたら坊主という「カベジェラ・コントラ・カベジェラ」を新日の正規軍の野上彰(現・AKIRA)と行ない敗戦、坊主頭になる。しかし勝者の野上はその対戦にいたく感銘を受けたということで後日自分も坊主になり平成維震軍入りする。
1999年に平成維震軍は解散、小林は2000年4月21日に行われた獣神サンダー・ライガー戦を最後に現役を引退した。現役末期、胃がんに見舞われて3度の手術を経験し、後年、この癌が引退の原因であったことを自ら明かしている。前田日明が佐山聡との対談内で語ったところによれば、今も抗ガン剤治療を続けているとのことである。腹部は70cmにも及ぶ大きな手術痕があり、ライガーとの引退試合においても、手術痕を隠すため、上半身はタンクトップを着用しての試合であった。試合後の引退セレモニーには佐山が花束を持って駆けつけ、三沢も祝電を寄せた。
引退以降は主に裏方を担い、現在は新日本プロレスでIWGP実行委員、スカウト部長、新日本道場の管理人として勤務している。2006年7月27日に後楽園ホールで行われたWAR最終興行では、平成維震軍の旗持ち(セコンド)として久々に表舞台に顔を出した。維震軍の胴着を着用し、旗で相手選手を攻撃したりと、元気な姿を見せている。
また、2007年9月21日には、リアルジャパンプロレスの後楽園大会で、佐山聡を相手に1試合限定の復帰戦を行った。これは「佐山選手の中の『野生の虎』を復活させるため」であった。その後は実行委員として参加していたが、「タイガーが覆面五番勝負をブチ上げて、オレの名前が出てこないことに憤慨した」として対戦を要求し2011年5月7日に試合が行われリングアウト負けとなった為、完全決着がつかず、9月23日「最後の一騎打ち」と銘打ってレジェンド・ザ・プロレスリングで再戦した。
現在J SPORTSでの新日本プロレス中継の解説を担当している〔2010年までは、山本小鉄が解説を務めていた。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kuniaki Kobayashi 」があります。



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