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小栗流[おぐりりゅう] 小栗流(おぐりりゅう)は、小栗正信が開いた日本武術の一流派。 剣術を表、和術(柔術)を裏とする流派だが、流祖が編み出した組討に剣術ほかを加えた流派と伝えられ、また和術の極意を最も重要な秘伝とするなど、柔術を流儀の核心とする内容の流派である。創始時には、剣術と和術以外に、抜刀術、槍術、眉尖術(薙刀術)、水練、騎射などを含んでいたが、江戸後期には剣術と和術以外は指導されていなかったようである。 徳川家旗本であった小栗正信は柳生石舟斎から新陰流剣術を学んでいたが、大坂の陣に出陣した折に組討で首級を挙げた経験から、長崎奉行に赴任中に、新陰流同門の駿河鶯之助と組討の研究をして、小栗流を開いたと伝えられる。 小栗流は、正信の弟子の朝比奈可朝が土佐藩主・山内家の家臣だったことにより、土佐藩に伝えられ同地で栄え、土佐藩の柔術は幕末まで小栗流の勢力が大きかった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小栗流」の詳細全文を読む
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