翻訳と辞書
Words near each other
・ 小櫻秀樹
・ 小櫻秀爾
・ 小次狼
・ 小次郎
・ 小次郎 (格闘家)
・ 小欲
・ 小歌
・ 小止み
・ 小正月
・ 小正月の訪問者
小正準分布
・ 小正準集団
・ 小正裕佳子
・ 小正醸造
・ 小此木
・ 小此木八郎
・ 小此木啓吾
・ 小此木彦三郎
・ 小此木政夫
・ 小此木真三郎


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

小正準分布 : ウィキペディア日本語版
ミクロカノニカルアンサンブル

小正準集団(しょうせいじゅんしゅうだん)、ミクロカノニカルアンサンブル()は、統計力学における系の微視的状態を表現する統計集団の一つである。
この統計集団が従う確率分布小正準分布(しょうせいじゅんぶんぷ)、ミクロカノニカル分布()という。小正準集団は孤立系に対応する統計集団である。
== 確率分布 ==
小正準集団は孤立系に対応する。孤立系ではエネルギーが保存する。
系が小正準集団にあるとき、微視的状態 ω をとる確率分布 p(ω) は
で定義される。この確率分布を小正準分布と呼ぶ。
ここで、E は系の巨視的なエネルギーである。
集合 Ω(E) は
であり、系が微視的状態 ω をとるときのエネルギー E(ω) が、巨視的なエネルギー E と(殆ど)等しくなるような微視的状態 ω の集合である。
χ は Ω(E) の指示関数で ω が Ω(E) に属すならば 1 を、さもなくば 0 を返す関数である。つまり、
である。
微視的状態 ω∈Ω(E) は全て等しい重みで出現しており、これを等重率の原理という。
確率分布の分母に現れる規格化定数 W(E) は
である。
W(E) は微視的状態 ω の数であり、状態数とも呼ばれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミクロカノニカルアンサンブル」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Microcanonical ensemble 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.