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小水 : ウィキペディア日本語版
尿[にょう]

尿(にょう、いばり)は、腎臓により生産される液体状の排泄物血液中の水分や不要物、老廃物からなる。小便(しょうべん)、ションベン(しょんべん)、小水(しょうすい)、お尿(おにょう)、ハルン(はるん)、おしっこ(しっこ)とも呼ばれる。古くは「ゆばり」「ゆまり」(湯放)と言った。さらに特殊な呼び方は下に記す。
尿の生産・排泄に関わる器官泌尿器と呼ぶ。ヒトの場合、腎臓で血液から濾し取られることで生産された尿は、尿管を経由して膀胱に蓄積され尿道口から排出される。生産量は水分摂取量にもよるが、1時間あたり60ml、1日約1.5リットルである。膀胱の容量は、成人で平均して500ml程度で、膀胱総容積の4/5程度蓄積されると大脳に信号が送られ、尿意を催す。日本人が人生80年の間に出す尿の平均量は約35トンといわれている。
== 役割 ==
尿を排出することは、大きくは2つの意味がある。
* 老廃物の排出。動物の体内で生産される老廃物は腎臓でこし出され、尿に含まれて排出される。特に窒素化合物の排出は重要で、アミノ酸などが分解された場合、有害なアンモニアができてこれは利用できないので排出しなければならない。
* 浸透圧の調節。体内の水分量の調節の役割がある。水を多く飲むと薄い尿が多量に出る。これは腎臓における再収集によって調節される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「尿」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Urine 」があります。



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