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小池さん(こいけさん)は、藤子不二雄の漫画に登場する架空の人物。 ==概要== ラーメンが大好きでいつもラーメンを食べている中年男性。天然パーマ(非常に癖が強くアフロヘアに近い)、眼鏡、締まりのない口でいつも不機嫌そうなしかめ面が特徴。モデルはアニメーターの鈴木伸一で、ラーメン好きの設定も鈴木本人。 オリジナルのキャラクターデザインはⒶ">藤子不二雄Ⓐで、後に藤子・F・不二雄も使うようになったという。口が波線になっているのは新漫画党時代に森安なおやが描いた似顔絵(当時は互いに誕生日祝いとして描いていた)が元で、それを藤子が取り入れたという〔「開局15周年特別番組 TVアニメ50年の金字塔 スタジオ・ゼロ物語」(アニマックス、2013年7月13日放送)に出演した鈴木の証言。〕。藤子不二雄の漫画『オバケのQ太郎』で初めて登場。元々は「小池さん」ではなく、「小池さん家に下宿している鈴木さん」であった。当時鈴木は小池家に下宿しており、スタジオ・ゼロで背景を担当していた野口竜がそれを忠実に再現し住宅の表札に「小池」と作画したことから、苗字が小池だと誤解されそのまま定着した。 『オバケのQ太郎』のほかに、『パーマン』や『ドラえもん』など藤子漫画の多くに登場。また職業も多岐(アニメーター・漫画家であることが多いが)にわたっていることから、一種のスターシステムとみられる。藤子両人や鈴木と友人だった石ノ森章太郎・赤塚不二夫作品にも登場したことがある。赤塚作品では漫画『おそ松くん』の「クリーニング屋 まじめにやれよ」に二コマだけ登場している(竹書房8巻に収録)。 なお、『オバケのQ太郎』やその他の作品で小池さんが主に食べているのはインスタントラーメン(袋麺)であり、カップラーメンではない。どんぶりに入れて食べていることもあれば、鍋から直接食べていることもある。初期の登場時にはカップラーメンは存在しなかったが、1985年のリメイク版アニメ『オバケのQ太郎』では、カップラーメンを食べる場面がある。 メインキャラクターの一人となっている『オバケのQ太郎』の「上にドがつく小池さん」の回ではモデルとなった鈴木と同様、職業はアニメーターとなっている。勤務先はスタジオ・ゼロをもじった「スタジオ・ボロ」となっており、後に結婚。新婚当初は即席ラーメンばかり食べていて栄養に悪いと判断した奥さんに手料理ばかり食べさせられて逃げてくるエピソードもある(最後にラーメン好きが奥さんに理解される結末で、その後はラーメンとたくさんの手料理を食卓に並べるシーンが何度か描かれている)。また『新オバケのQ太郎』では2人の子供も登場している。『ドラえもん』の「ドラえもんの大予言」(てんとう虫コミックス1巻収録)では顔も髪型も瓜二つの家族(妻と息子)が登場するが、『オバケのQ太郎』に登場する家族と顔が異なる。また『21エモン』では、コイケラス星人という宇宙人版の小池さんが登場している。 基本的には「一市民」的扱いで、ラーメンを食べていると主役陣に乱入される、ラーメンを台無しにされる、あるいはエキストラ的に現れることが多い。端役であることも多いものの、一話完結のストーリー中で中核をなす人物の場合もある。 シャ乱Qが第2回NHK-BSヤングバトル全国大会・グランプリで歌った「ラーメン大好き小池さんの唄」とそのリメイク「新・ラーメン大好き小池さんの唄」を出している(2006年5月31日発売のアルバム『まんぷくトランス』で西尾季隆(丁半コロコロ)がカバー)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小池さん」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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