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小田急500形モノレール : ウィキペディア日本語版
小田急500形電車[おだきゅう500がたでんしゃ]

小田急500形電車(おだきゅう500がたでんしゃ)は、1966年から2001年まで小田急電鉄に在籍した跨座式モノレール車両である。
川崎市多摩区向ヶ丘遊園へのアクセス交通機関として、それまで同区間で運行されていた「豆電車」に代わって1966年4月23日に開業した向ヶ丘遊園モノレール線(以下「モノレール線」)の専用車両として導入された車両で、営業車両としては日本初のロッキード式モノレール車両である〔。姫路市交通局のモノレール廃止後は日本で唯一のロッキード式モノレールであった〔が、2000年2月に台車に亀裂が入ったため運行休止〔、2001年2月に廃車となった〔。
== 登場の経緯 ==
向ヶ丘遊園駅から向ヶ丘遊園までを結ぶ区間には、1927年6月から第二次世界大戦中〔「豆汽車」の営業廃止・施設撤去の時期は不明(『小田急 車両と駅の60年』 p.101)。〕までは「豆汽車」と呼ばれるガソリン機関車が牽引する客車が〔、1950年3月25日からは蓄電池機関車が客車を牽引する「豆電車」が運行されていた〔が、これらはいずれも遊戯物としての扱いであり〔、線路敷は遊園用地の一部として扱われていた〔。しかし、二ヶ領用水をはさんで平行する県道のバイパス工事に伴い、「豆電車」は廃止されることになり、これに代わる輸送手段を必要としていた〔。しかし、遊戯物類似で採算性も悪いという理由により、建設費が安いことを重点に検討していた〔。
一方、日本ロッキードモノレールでは、川崎航空機工業岐阜製作所内に試験線路を設置して、ロッキード式モノレールの各種試験を行なっていた〔。この試験に使用した車両を譲り受けることで安い費用で導入できるため〔、この試験車を購入して運行することになった。
こうして、世界で初のロッキード式モノレール実用化路線となった〔〔モノレール線の車両として登場したのが、本形式500形である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「小田急500形電車」の詳細全文を読む



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