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小田急8000形電車(おだきゅう8000がたでんしゃ)は、小田急電鉄(小田急)が1982年から〔1987年まで〔導入を行なった通勤車両である。 輸送力増強と通勤車両の大型化のため〔、各駅停車から急行にまで運用可能な汎用通勤車両として登場した〔。9000形以来約11年ぶりのモデルチェンジが行われ〔、1982年から1987年までの間に4両固定編成と6両固定編成が各16編成ずつ、合計160両が製造された〔。2002年から車体修理が開始され〔、2003年以降はVVVFインバータ制御方式への改造もあわせて進められている〔。 小田急では、編成表記の際には「新宿寄り先頭車両の車両番号(新宿方の車号)×両数」という表記を使用している〔『鉄道ダイヤ情報』通巻145号 p.15〕ため、本項もそれに倣い、特定の編成を表記する際には「8052×4」「8257×6」のように表記する。特定の車両については車両番号から「デハ8100番台」などのように表記する。 == 登場の経緯 == 小田急で1969年から大型通勤車両として導入が継続されていた5000形は、13年間の増備によって1982年までに合計180両が製造され、車両運用や保守の面からみて適正な車両数となった〔。この間に進歩した鉄道車両の技術動向を踏まえ、次世代の車両を開発するという機運が生じ〔、省エネルギー・保守の容易化・長寿命化を主眼とした車両を開発することになった〔。 2600形は各駅停車用の車両として〔、5000形は急行用の車両として製造された車両であった〔が、新型通勤車両は各駅停車・準急・急行のいずれの種別にも使用可能な仕様とすることとした〔。また、高性能車の他形式〔8000形登場時点での小田急の高性能通勤車両は、2200形・2220形・2320形・2400形・2600形・5000形・5200形・9000形。〕と相互に連結可能とした〔上で、箱根登山線への直通運転も可能な仕様とすることになった〔。 このような条件を踏まえた開発・設計が行われ、登場したのが8000形である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小田急8000形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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