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小笠原司
小笠原 司(おがさわら つかさ、1955年(昭和30年)10月16日 - )は、日本のロボット工学者、情報工学者。工学博士(東京大学、1985年)。を経て奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科教授。東京大学の博士課程では知能ロボットプログラミングシステム「COSMOS」を開発し〔、その後も電子技術総合研究所知能システム研究部でロボット研究に従事。1998年より奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科教授となり、小笠原が主宰するロボティクス研究室では案内ロボット「ASKA」〔〔、「たけまる」〔などの案内ロボットが開発されている〔〔〕。 == 来歴・人物 == 小笠原はものづくりが苦手で、数学や物理が好きな子供であった。大学2年生から計算機センターでカードパンチ式の計算機ながらプログラミングに打ち込むようになる。1978年に工学部計数工学科を卒業した後、大学院から情報システム研究室にてロボット関連の研究に取り組む。井上博允のもとでLISPを用いた知能ロボット・プログラミングシステム「COSMOS」を開発する。これは日本ロボット学会最初の総合論文としてまとめられた〔。 1983年に博士課程を修了し、工学博士の学位を取得。通商産業省(当時)の電子技術総合研究所(後に産業技術総合研究所として再編される)に就職。知能ロボット部に配属され、様々な人物とロボット、特にマニピュレータの研究に取り組む。1993年から1994年にはドイツに滞在しており、2か月間の語学研修と、1年間のカールスルーエ大学での客員研究員を経験している。マニピュレータの研究に取り組むとともに、車でスイスやイギリスの研究室にも足を運んだ。 ドイツから帰国した後、小笠原は室長として活躍。しかし研究環境を変えたり教育に携わりたいという思いから、1998年に奈良先端科学技術大学院大学教授へ転じる。ロボティクス研究室ではマニピュレータやハンド、センシングの研究に加え、「HRP-2」や「HRP-4」、「enon」を使ったヒューマノイドロボットを使用しての研究、案内ロボット「ASKA」〔〔、「たけまる」〔などの案内ロボットの開発〔など、多様な知能ロボット研究を行っている。この間、21世紀COEプログラム「ユビキタス統合メディアコンピューティング」では行動メディア事業のコアリーダーを務めた〔http://isw3.naist.jp/21COE/framework/index.html〕。また、研究ではテムザックやココロといった企業や、NEDO知能化技術開発ロボットプロジェクトなどの共同研究プロジェクトも盛んである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小笠原司」の詳細全文を読む
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